更新時間: 2025年6月08日午前3時30分(GMT + 8) 投稿履歴
「書類審査には圧力なし、専門的見解に従い承認」ー邵琇珮が柯文哲の潔白を証明
京華城の改築審査を通過させなければ、職を失う?
これは昨年、京華城事件の調査後、多くの台北市の公務員や市民を驚かせ、受け入れがたいと感じさせた証言でした。この証言は、柯文哲の清廉さや専門家への尊重というイメージに大きなダメージを与えました。
しかし本日、台北市都市発展局の前副総工程司である邵琇珮の証言により、ついに柯文哲の潔白が証明されました。彼女は法廷で明確に説明しました:都市計画法第24条の適用提案は、すべて専門的な助言に基づくものであり、その適法性に問題はありませんでした。「私は何の圧力も受けていませんでした!」
検察官は、邵琇珮の過去の筆録を法廷での判断基準として引用しようとしましたが、柯文哲の弁護人はこれに異議を唱えました。その理由は、録音・録画の検証によって、邵琇珮の取り調べが「誘導されていた」ことが明らかになったからです。それにもかかわらず、検察側は「誘導してはいけないという規定はない」と反論しました。
最終的に、裁判官は捜査記録と弁護側が提出した録音・録画記録の両方とも呈示すると判断しました。しかし、「最も証拠能力があるのは、今日の法廷での証言である」と述べました。
検察官が邵琇珮に、市長の政策に協力しなかった公務員が不利な扱いを受けたかどうかを尋ねた際、
邵琇珮は率直に反論しました。「たとえ私が承認しなくても、不利な扱いを受けることはないと信じています!」
また、検察側は邵琇珮に対して繰り返し誘導を試み、あたかも上層部の圧力によって都市発展局が検討を進め、公開展示の手続きを経て容積率を付与したかのような証言を引き出そうとしました。
しかしながら、邵琇珮は「京華城が自身の権益が損なわれたと考えるのであれば、本来、陳情して救済を求めることができます。市政府も、市民の問題解決を支援する立場から、それを尊重すべきであります。」と述べました。
邵琇珮の証言は、京華城の発展が市長一人の意志によって主導されたものではないことを証明しています。それは、陳情を経て、議員や市長の昼食会で議論され、その後、書類審査が段階的に承認されるプロセスをたどりました。さらに、専門家グループによる諮問会議も行われ、書類審査が邵琇珮のもとに届く前には、すでに異なる部署の六名の職員が承認印を押しました。邵琇珮は、「私が押印を拒否する理由がありませんでした」と述べました。
検察官はさらに尋ねました。「以前、市長の方針に従わなかった人は、不利な扱いを受けたのですか?」
邵琇珮は少し不満げに答えました。「これはこの案件とは関係ないのではないでしょうか?」
さらに二度にわたり、検察側に反論しました。「私は圧力を受けていませんでした!」
検察側が再び誘導しようとしました。「では、なぜあなたは応曉薇が主催する協議会で、京華城の計画修正を提案されたのですか?」邵琇珮はこう答えました。「協議会とはそのように実施されるものです。市民が陳情し、問題を解決したいと求められれば、市政府側は専門知識や経験に基づいて、専門的な意見を提供します。」
彼女は繰り返し強調しました。京華城の計画は何度も修正され、最終的に公益性と対価性を満たし、適法性にも問題がないことが確認されました。
邵琇珮はこう述べました。「協議会で議員が私たちに『提案に問題はないか』確認を求めましたので、私は『京華城に欲しいものだけを書いているが、都市の発展に貢献するために何を提供するのかが示されていない』と伝えました。市政府と議会の関係を維持するため、関連する経験を共有し、京華城に公益性と還元を増やすよう求めましたが、これは違法ではないですよね?」
【検察官】:6月11日にこのような提案をされた際、圧力はありましたでしょうか?
【邵琇珮】:圧力はなかったですよ。
「試してみろ!」ー誘導式の筆録がすべて覆る
「ここで誤魔化せると思うなら、試してみろ!」これは、検察官の林俊言が、台北市都市發展局の前総工程司であった邵琇珮の取り調べ中に録音された、脅迫的かつ威圧的で、検察官としては相応しくない乱暴な尋問でした。
今日(5/29)の法廷での交差尋問において、公訴検察官は何度も尋問筆録を取り出して邵琇珮に「ヒント」を与えようとしましたが、毎回「筆録が厳密ではない」と否定され、まるで当初、検察と廉政署が連携して行った「不正尋問」が次々と自ら証明するかのような現場でした。
【公訴検察官】: あなたは廉政官の質問に対し、以前、応曉薇議員や都市発展局長の黄景茂を通じ、市長・柯文哲からの圧力を受けた結果、京華城に関して都市計画法第24条を根拠に都市発展局へ細部計画の変更申請を提案したと話しましたね。さらに、京華城の会議では、毎回、応曉薇またはその助手である呉順民が出席して監視し、都市計画委員会が意見を述べると、その内容が議員によって市長・柯文哲に告げ口されたと補足されました。これは、当時あなたが述べた内容と一致しますか?
【邵琇珮】: これは当時私が言ったことですが、最後の一文はあまり厳密ではなかったかもしれません。実は、議員や市長(発言の誤り)は、すべての件について市長に告げ口するわけにはいかないと思うので、この表現はあまりにも大雑把でした。
【公訴検察官】: あなたは記録の中で、京華城が応曉薇議員を通じて都市発展局に迅速な対応を求め、応曉薇が直接黄景茂局長に圧力をかけたと話しました。黄景茂は私たちに迅速な対応を指示し、そのために私たちも処理を進めたということですが、これは当時あなたが話した内容ですか?
【邵琇珮】: これは当時私が話した内容ですが、振り返ってみると、表現が必ずしも正確ではなかったと思います。京華城が応曉薇を通じて黄景茂に圧力をかけたかどうかは分かりません。ただ、公開展示期間中に応曉薇から接触を受けたことはありませんでした。局長が差し戻しについて苦慮しているのではないかと思い、局長の表情には難色があったようで、もしかすると何らかの圧力を受けていたのではないかと考えた次第です。
なぜ法廷で邵琇珮は、筆録作成時に用いた文言が「あまり厳密ではない」と何度も述べられたのでしょうか?検察官が、結果ありきの手法、すなわち法律の基本原則に反し、有罪推定に基づく誘導尋問を行った結果、これほど多くの「厳密ではない証言」が引き出されたのではないでしょうか?
検察官は法廷で「概念のすり替え」を試みた。
【公訴検察官】:応曉薇と柯文哲が110年の昼食会で決定した内容を知っていますか?
【邵琇珮】:知っています。市長の指示は、迅速に支援を進め、議員に報告することでした。
【公訴検察官】:市長は”迅速な承認”を求めたのですか?
【邵琇珮】:当時、都市計画委員会はまだ審議を終えてなく、承認することは不可能でした。
【公訴検察官】: あなたは検察官の取り調べの際、105年(西暦2016年)の時点で柯文哲が容積率の価値を認識し、100億の差があることを知っていたと話しましたね。
【柯文哲の弁護人・鄭深元】: この質問の前提自体が誘導的です。あなたは”105年に柯文哲が知っていた”と言いましたが、証人はその話をいつしたのですか?
【公訴検察官】: 捜査中に誘導尋問を禁止する規定はありません!
それは、【捜査中に誘導は禁止されていない】ということでしょうか? あるいは、【検察官が常に誘導を行っている】ということでしょうか?
本件に実際に関係する証人への反対尋問の結果、共通の結論に至りました。それは、【京華城の適法性は段階的な審議を経て何ら問題なく、柯文哲は誰にも圧力をかけていなかった】というものでした。果たして、潔白な柯文哲は、間違いだらけの有罪推定に基づき、裁判前に有罪と決めつけられた検察側の主張を覆すにはどれほどの証人が必要なのでしょうか?
「問題があれば手を挙げて!」— 柯市政府は独裁ではなく、専門性を重視する。
歪められた証言は、真実の声を覆い隠せない。
問題あるのは柯文哲自身ではなく、完全に歪められたその証言にほかなりません。
また、京華城事件の審理が始まってから9カ月が経過し、柯文哲と関係者たちも9カ月間拘束されました。かつて検察やメディアによって京華城事件の核心とされ、柯文哲を告発する汚点証人とされた台北市都市発展局の前総工程司・邵琇珮が、ついに公開法廷でかつての上司である柯文哲市長について語りました。
【柯文哲の弁護人・鄭深元】: 113年(西暦2024年)9月2日の検察官の尋問の際、なぜあなたは林玄理の件について自ら言及したのですか?
【邵琇珮】: 検察官は私に”市長の決定に対してなぜあなた達が反抗しなかったのか?”と誘導的な質問をしました。 そのため、私は答えました。確かに、一部の同僚は林玄理事件の影響を受けました。(林玄理は、前都市発展局課長で、大彎北地区の違法建築の対応が柯文哲の要求に合致しなかったため、異動された人物。) しかし、すべての人が市長の会議で堂々と反論できるわけではありません。 柯市長もこのことを否定しないはずです。(その瞬間、彼女は柯文哲を見ました。)
しかし、林玄理事件は私個人にとっては特に影響を及ぼすものではなく、私の決定や行動に影響を与えたことはありませんでした。
また、柯市長への信頼と理解から考えても、私は承認印を押さなかったからといって解任されるとは思いません。 もし理解できない問題があったら、私は柯市長に堂々と質問できるはずです。
【問題があれば挙手する】は、常に柯市政府の組織文化です。柯市政府の公務員の中で、柯文哲が非常に厳格であることを否定する者は一人もいません。毎朝の会議では、どの官僚も気を抜くことなく臨んでいました。しかし、柯文哲は決して挑戦を拒む存在ではなく、常に専門の幕僚を尊重し、部下が率直に質問したり挑戦したりすることを歓迎してきました。
邵琇珮は、柯文哲が自身の専門的な意見を尊重してくれると信頼しています。 彼女は証言で、柯文哲が京華城事件について彼女に指示を出したことは一度もなかったと述べました。 さらに、協力しなかったことを理由に柯文哲が報復して解任するとは考えていません。 確かに、最上層の上官に対して堂々と意見を表明する勇気を持つ人は誰もが持っているわけではありませんが、公務体制においては、それが必ずしも圧力によるものだとは限りません。
それにもかかわらず、邵琇珮の証言は、検察官によって完全に歪められています。 まるで、彼女が林玄理の悲惨な処遇を目の当たりにし、職を失うことを恐れて京華城を擁護するために意図的に違法行為を行ったかのように、証言が歪められました。
もう一つ恐ろしい事実は、邵琇珮の尋問録音には「私は違法だと明らかに知って実行したわけではなく、もし違法だと判断すれば却下していました。」とずっと言い続けていたということです。
しかし、それらの発言は、筆録や起訴状から完全に削除されてしまいました。
これまでのすべてを経て、本日、邵琇珮はかつての上司の前で勇敢に毅然とした態度で真実を述べました。邵琇珮、ありがとうございます。柯文哲の朝会でも、法廷でも、あなたの勇気は人々に深い印象を残しました。
【柯Pの小編(SNSエディター)ー追加】
小編(SNSエディター) より、誠に申し訳ございません。端午節の連休前に再び皆様にご迷惑をおかけすることとなりましたが、本件は非常に重要です。司法の公正にご関心をお持ちのすべての方々に、ぜひ共有していただき、公正な裁判の機会が得られるようご協力くださいますようお願い申し上げます…
一生を公務員として過ごし、法規に従って業務を遂行し、すべての手続きを順守し、海外旅行も事前に上司へ報告していました。それなのに、突然のニュース速報で、自分が汚職の共犯者であり、罪を逃れるために潜伏していると報じられました。帰国後、まず上司に説明しようとしましたが、調査官からの電話を受け、急いで帰宅すると、家の中が隅々まで捜索され、すべてがひっくり返されていました。もしあなたがこのような状況に置かれたら、恐怖を感じないでしょうか?
検察側はあなたに罪があると主張し続け、「罪を認めなければ悲惨な結果になる」と迫ってきます。果たして、恐怖を感じずにいられるでしょうか?
邵琇珮は京華城事件が爆発した際、自ら政風処(=政治風紀課)に連絡し説明を申し出ました。しかし、事態は急転直下し、彭振声副市長が勾留されたのを見た後、彼女自身も共犯の疑いで逃亡中と報じられることになりました。しかし、それ以前に彼女は検察や監察機関から召喚状を受け取ったことはありませんでした。
彼女の海外渡航については、前年(2023年)11月に航空券を購入し、出国の1カ月前に「出国申請書」を作成して市政府へ提出しました。上司の承認も得ていたにもかかわらず、突如として指名手配リストに載ることとなりました。
廉政官は彼女に対し、「夜間の取り調べを拒否しても、帰宅は許されない」と伝えたため、彼女は拒否することに意味がないと考えました。
検察官・林俊言は取り調べの際に脅迫し、「廉政署での供述で逃げ切れると思うなら……試してみろ!」「お前は俺と勝負するつもりか?」
柯文哲の弁護人は、邵琇珮の取り調べ録音を聞いた際、検察側が明らかに威圧的な態度を取り、彼女に圧力をかけていたことを確認しました。そして、彼女に有利な証言がすべて消されていました。
邵琇珮は何の罪を認めましたか? 彼女は「適法性には絶対に問題はありません」と述べました。京華城が都市計画(条例)を通じて容積率奨励を申請するよう助言し、その際には都市の発展にさらに貢献することを求めました。しかも、容積率奨励の内容は、都市再開発(条例)による奨励の上限には到底及ばないものでした。
ただ、彼女は「考えが甘すぎた」のが自分の誤りだったかもしれないと言いました。 彼女は京華城事件が長く論争されていることから、むしろそれがひとつの解決策になり得ると考えていました。 検察の尋問を経て、彼女は自らの思慮不足を認め、罪を認めました。
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2025年6月8日 AM 03:30 (GTM+8)